「それまでの所属政党を離れることを決める」

それは、なぜか? 公約違反があったから。ではなぜ、公約違反はいけないことなのか?

よく、それまでの所属政党を離れたことの理由を訊かれます。
理由は、たった一つです。
大きな公約違反を犯したからです。

地方政治にたずさわる端くれの北井にとって、公約違反は行ってはならないこと、認めてはならないこと、そして、許してはならないこと、との認識があるからです。

なぜ、公約違反はいけないことなのか?

それは、納税者である有権者にとっての不利益と考えるからです。

なぜ、不利益なのか?
ここから少し長くなります。

※ 公約違反とは、選挙の前に言っていたことと、その後にやっていることが違うことを言います。

1.公約違反を犯すと、有権者の多くは失望します。あきれかえります。怒ります。

2.言っていることと、やっていることが違うのであれば、選挙なんて意味がないじゃないか!って思うようになります。おのずと選挙に行かなくなります。

3.当然、投票率が下がります。

4.すると、民主主義の状態が保てなくなります。

 ※ 民主主義とは、その形・スタイルのことを指すのではなく、その過程・プロセス・状態のことを指します。
 ※ よく、多数決=民主主義、とお考えの方がいらっしゃいますが、けっしてイコールではありません。
 ※ 民主主義とは、ひとびとが国家権力に参加出来ている状態、政治参加出来ている状態を指します。

5. 民主主義の状態が崩れると、有権者の民意が政治に反映されなくなります。一部の方々の考え方・意志が全体を支配します。

6.と言うことは、納税者である有権者の皆さまがお支払いになった税金の、その使い方・使い道に、有権者の皆さまのご意志・お考えが反映されなくなる、という状況になります。

7.有権者の皆さまは、ただただ税金を取られるだけで、その使い方・使い道については口出し出来なくなってしまいます。

8.納税者が、ただ搾取されるだけの存在になってしまう、ということです。


とても皮肉なことに、「公約違反によって、一番の不利益を被るのは、納税者である有権者である」、ということになってしまう、と北井は考えるからです。
それだけ、公約違反というのは「罪深きこと」だと感じるのです。

民主主義の状態を保持しながら、公約していたことを変更する場合は、以下の二つの手続きを選択しなければなりません。
(1) 政権を移譲する。
(2) 議会を解散し、あらためて民意を問う。
そうしないと、民主主義は崩壊します。

公約違反というのは、今はじまった話しではないとは承知しております。
けれどしかし、北井にとって、そこは妥協出来ない大きなポイントです。

この4年間、北井は民間企業で働いてきました。
もしも民間企業同士で、公約違反のような契約違反が発生したら、どうなるか?
当然、それ以降の取り引きは消えて無くなります。

政治だけが、契約違反を許されていい、なんてあり得ません。
こんなことは、社会常識以上のことです。

『納税者にとっての不利益を最小限にする』。
それは、北井の政治信条の一つです。

もしも、信念を貫けなくなったときは、潔く政治の道から身を引く覚悟です。

などと、かっこう良過ぎに感じるかもしれませんが、そういう姿勢を貫かないのならば、北井の代わりはいくらでもいます。

街頭でビラ配ったって、ほとんどの方々は見向きもしてくれません。
「どうせビラに書いていることなんて、テキトウなことなんだろ」って思われていることは、容易に察せられます。

だから、がんばります。