『アユの獲れる柏尾川にしたい』

 境川水系の柏尾川は、近年、水質もよくなりアユの遡上も見られます。アユが戻ってくると、流域住民の間には、さらに川を汚さない意識が広がります。同時に内水面での漁業が都市河川でも行われるようになると、環境の意識はさらに高まると考えます。そこで、都市河川、例えば境川・柏尾川へのアユの放流について、私が所属する環境農政常任委員会で質問・要望をしました。

いつの日か地元でも放流

 県下でアユが放流されているのは、多摩川、相模川水系、酒匂川水系、早川、千歳川の5河川。これらの河川の漁業協同組合等に対し、内水面の漁業権が免許されています。アユなどの漁業権の対象魚が枯渇しないよう、漁協等には種苗(稚魚等)の放流などを行う増殖義務があるのです。

 もし都市化の進んだ戸塚でも、アユを釣って・獲って食べることができ、さらに水産業として生業が成立すると考えたら、とてもワクワクします。

 柏尾川のような都市河川でアユが獲れるようになれば、環境啓発のシンボルになります。アユの放流事業は環境啓発にインパクトを与え、川そのものもどんどん綺麗になるでしょう。

夢のある複合的事業を

 それは生物多様性の推進に寄与します。さらに本県水産業の活性化には、相模湾を通じた漁業資源の回復など相乗効果を及ぼします。有益な複合的事業なのです。県には、将来に向けた夢のある環境行政・夢のある水産行政の推進のための支援を要望しました。

 ハードルが高いことは承知の上で、これからも夢をもった有益な施策を仕掛けてまいります。
151015

「上矢部まちづくりの会」のみなさまが2002年より毎月第4日曜日、阿久和川の美化活動をしてくださってます。

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