豪雨対策、治水は最重要課題

豪雨対策、治水は最重要課題

九州北部豪雨による甚大な被害を見ても、区内を流れる境川・柏尾川水系の治水対策は、最重要課題です。

過去幾度も氾濫を繰り返した柏尾川の治水対策は、貯水量18万トンの金井遊水地が平成2年に完成。また平成3年度に都市型水害の増加に対応するため、県は都市河川重点整備計画を策定、対策を進めてきました。そして一旦、柏尾川の水害は収まったかに思われました。

しかし、平成15年以降の豪雨では、戸塚区内の多くの世帯で床上・床下浸水という大きな被害が発生。私はそれを受け、初当選の平成15年の本会議の場で同計画が目標とした時間雨量50ミリ対策では対応が出来ない、と指摘。「安全基準の見直し」を求めました。当時の松沢知事は河川改修などを要するため、長期的な視点が必要としたものの、治水対策の目標を高め、整備を図ると答弁。さらに私は平成19年度の建設常任委員会でも再度この問題を取り上げ、柏尾川の治水整備を継続して求めてきました。

新たな遊水地に着手

県は現在、1時間60ミリの降雨量に対応可能な新たな遊水地整備に着手。今年7月3日、私は建設企業常任委員会の場で三たび、この問題を取り上げました。今回は、その新遊水地計画の進捗状況について。

その背景にあるのは、平成26年の台風18号で、柏尾川沿いの約1万5千世帯に避難勧告が発令され、近隣住民からは河川整備を望む声が多くあがっていることと、近年さらに頻発するゲリラ豪雨を恐れてのこと。

新遊水地計画は、金井公園の柏尾川下流側・約8ヘクタールの区域。県は用地取得後早々に工事に着手する方針です。 

このように、治水対策には多くの歳月を要します。今後も境川・柏尾川の治水対策の進捗状況を見守り、強化に取り組んで参ります。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL