県民へ実用的な情報提供を

県民へ実用的な情報提供を

 新型ウイルス対策で、今年4度目の質問を行いました。テーマは、自己防衛のための実用的な情報提供。マスク・消毒剤が無い状態が続いている中、私は使い捨てマスクを熱湯煮沸と次亜塩素酸水とで処理して、何回か再利用しています。

 そもそも一般のマスクは飛沫対策。症状は無いものの、感染者かもしれない自分自身が、飛沫を最小限にして他人に浴びさせず、最低限自らも守るものとの認識です。患者が替わるたび、医者がマスクを新品にするのと訳が違うのです。

 再利用マスクは、自分だけが使うので、完璧でなくても一定の効果は見込めるはずです。もし、それがダメなら、布製の手づくりマスクもNGになりかねません。

 マスメディアからの情報は錯綜し、何が本当に有効・有用か判断出来ない状況。そのことに県民が難儀していることを伝えた上で、「やむを得ない場合の再利用法や代用品」について、行政からの情報提供が必要だと訴えました。しかし県は否定的で、少しでもリスクを伴うことは発信しないのです。とにかく県の回答は「症状が出たら、会社や学校に行かずに、自宅療養を促す」と分かりきったこと。

 このような状況下でも、社会を動かし回してくださっている方々は大勢いらっしゃいます。真に有用なのは、そうした方々への情報です。マスクは「こんな方法で殺菌出来る」「せめて使用限度はここまで」とか「消毒剤の次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い」など、必要なのは実用レベルの情報です。

 今後も、県民に必要・有用な情報を提供するよう、行政に求めます。