果敢に挑戦する県庁であれ

昨年からのコロナ禍で、私も含め議会側が県の対策について様々な提言・提案をするものの、それを県行政が受けとめ、果敢に挑戦しようという気概が足りないと感じます。とかく気掛かりなのは、県職員がチャレンジ精神を発揮出来ない環境にあるのでは、ということ。そこで本会議で「県庁職員の働き方」について以下の通り、知事に提言しました。

失敗しないことが成功

 もしも県庁が、失敗や批判を恐れる体質なのであれば、職員は本当に窮屈です。これまで数々の質疑における県当局からの答弁が、県民を守るためではなく、県庁組織を守るためと感じることが多くありました。それが県庁内で評価されているのであれば、その秩序は壊すべきです。

 さらに、県職員が県政の諸課題を「研究する時間と予算、そして権限」などが十分ではないこと。これらが付与されれば神奈川モデルは、トップダウンではなく現場から次々に生まれます。

公務員の殻を破れ

 世間一般において、「公務員らしくない」は、ほめ言葉です。県庁職員には、決して小さくまとまることなく、大きな成果を目指して、モチベーションを高く、のびのびと積極的に仕事に取り組んで欲しい。そして、県庁職員の一人ひとりに、県の将来を左右する絶大な影響力があるということを認識して欲しい、と訴えました。

 とは言え、今も県職員はコロナ関連業務に追いまくられています。それでも必要な県民サービスは提供し続け、コロナにも打ち勝たねばなりません。失敗を恐れず困難に挑戦し、県庁とともに成果を求めて参ります。