第4波に備え感染経路を追え

 緊急事態宣言中、文教常任委員会が臨時開催。これまでの対策について質疑に臨みました。

 過日ご報告の通り、学校における真冬の手洗いが課題である、と提言して来ましたが、子供たちは冷たい水道水でも我慢して手洗いに励んでくれています。そのこともあってか、県内に1千4百校以上ある公立小・中・高校で、いわゆる「クラスター」は、今年に入って1校しかなく、それも学校外での感染の可能性が高い事案です。このことについて私は、学校側の対応=頑張りを評価した上で、ポジティブな情報として発信すべきと進言しました。

行動データの集積を

 とは言え、年末年始に児童・生徒たちの感染者数は急増しました。その大半は家庭内感染または感染経路不明です。

 第4波に備えるために、家庭内であれば「子→親、親→子」のどちらの傾向が強いのか、などの確認を求めました。このようなデータの活用により、家庭内感染をある程度抑制出来るからです。併せて、子供たちが感染につながる学校外での行動を把握し、子供たちに変容させるべき行動は何なのかを認識しておくよう求めました。

 また若者たちに「自分たちは重症化しない」との思いもあると察します。しかし、いまだ解明されていない「後遺症」について問題のないレベルのエビデンスが出るまでは、用心させるべきです。児童・生徒に後遺症の現状を伝え、指導するよう訴えました。

 県は先月、子供たちを積極的疫学調査の優先対象から外しましたが、ここは感染経路を追う場面です。対応を充実させ第4波に備えます。