「なぜ人を殺(あや)めてはいけないのか?」教育の中で徹底を

「なぜ人を殺(あや)めてはいけないのか?」教育の中で徹底を

ご承知の通り、今年7月に津久井やまゆり園で大変痛ましい事件が発生しました。このような事件を二度と起こさせないため、教育の観点から文教常任委員会で質疑しました。もちろん、容疑者の障がい者に対する偏見や差別的思考は大きな問題ですが、今回強調したのは、容疑者に「人を殺めてはいけない」という感覚が無いこと。このことを重要視し「命の教育」の充実化を訴えました。

県教委では、「命」のかけがえのなさや、人への思いやりなどを実感させる「いのちの授業」を実践。また、道徳教育で「生命の尊さ」を掲げ、小中学校の全学年を通じて指導しています。しかし学習指導要領は、かなり幅広い内容のため、現実的な「命の重さ」を理解させるまでには至っていないと感じます。

そこで、非常に難しいテーマですが、あえて提言しました。

▽なぜ人を殺めてはいけないのか?
▽なぜ虫は殺してもいいのか?
▽なぜ家畜は殺して食してもいいのか?

等々を、どのように子供達に教えていけばいいのか?このことをしっかりと整理し強化するよう要望。当局は、子供達が自らの考えを深める授業を充実させる旨の答弁でしたが、同時に大人達もリードすべきと求めました。

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