持続可能な神奈川へ、足元固めろ

持続可能な神奈川へ、足元固めろ

 繰り返し強調しますが、令和はとても厳しい時代になります。人口減少と超高齢社会、環境破壊と気候変動など深刻な課題・問題には事欠きません。そんな令和初年度の県議会で私は「もたもたしていると手遅れになる」「県行政の思考変容・行動変容を促す」という趣旨の発言を連発しています。

宣言よりもまず行動

 H30年9月、持続可能な神奈川を目指すSDGsの具体的な取り組みとして、知事から「プラごみゼロ宣言」が発表されました。

 プラ素材は、その存在が悪ではなく、再生利用されないことが問題とも考えられています。とりわけペットボトルは、再生される割合が10%程度しかありません。これはポイ捨て以外では、ボトル本体・ラベル・キャップの素材がそれぞれ異なる3つの分別が徹底されていないことが大きな要因です。

 昨年行われた決算特別委員会で私から苦言を呈しましたが、県庁内では知事室のある本庁舎内でペットボトルの3分別が行われていませんでした。「プラごみゼロ宣言」から私が指摘する昨年10月までの丸1年間です。あまりケチな指摘はしたくありませんが、行動の伴わないスローガンばかりでは、結果は生まれません。

目的と目標も明確に

 未病政策も、超高齢社会を乗り越えるための明確な財政的目標値がないままでは、行き当たりばったりです。

 本当に厳しい時代が来ます。それを克服するためのターゲット=すべての行政施策の目的と目標=を明確にし、ともに皆さんと行動することで難局に立ち向かいます。