新型ウイルス対策、補正予算で強化

 県議会では先週再び、新型ウイルス対策の臨時委員会が開催されましたのでご報告いたします。

 本紙3月6日号・県政報告、 「マスク等を体力的弱者へ優先供給」を私から提案した件につきまして、県に動きがありました。それは補正予算で、「介護施設・障害者支援施設・児童福祉施設等に対し、マスク・消毒液等の一括購入〜配布または補助する」というもの。そして取り急ぎ同施設等に、布製のマスクを1人1枚に配布するということ。まだ「焼け石に水」程度の対応ですが、少しだけ進みました。あわせて、個人・家庭レベルへも早急に供給出来るように求めました。

 他の補正予算では、民間の障害者支援施設や介護施設等における「感染が疑われる利用者同士を分離するための個室化改修経費」を審議。私からは、個室化するスペースの無い施設もあることから、空間除菌も推進すべきと提言しました。

 さらに、検査の保険適用に伴う公費負担や、検査に必要な機器などの整備等検査体制の強化と、感染症病床の整備・拡大への補償・補助など医療体制の強化が決定。

有用情報の提供を

 また3月19日号で行政からの情報提供を求めた消毒剤の「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い」について、次亜塩素酸水を取り扱う団体から、私に連絡がありました。内容は懸念した通り、違いが理解されておらず、トラブルが発生しているため、正しく認識してもらいたいとのこと。これは直ちに、県の担当課に伝えました。あらためて県民にとって有用・有効な情報とは何かを整理し、発信するよう求めました。