ワクチン予約の混乱を受けて
5月から始まった横浜市民のワクチン予約は、当初から混乱。これまで未経験のコロナ対策に試行錯誤的に追われ、感染拡大防止対策と経済対策という矛盾を抱える難題に尽力する行政職員には敬意を表しつつ、知事に文書質問しました。
私も、母親のワクチン予約を試みようと予約サイトにアクセスしましたが、民間であれば導入しないであろう、使い勝手の悪いシステムに悲しくなりました。そしてこの件では私のところにも、システムの不備を感じた多くの方々から苦言が呈されました。横浜市行政にも多くの苦情が寄せられたとのことで、市の職員には同情しながらも、システム業者に随時バージョンアップさせることを求めるよう意見もしました。
デジタル格差解消を
DX(デジタルトランスフォーメーション、IT技術の浸透〜生活の改善)を標榜する本県の職員は当然、この混乱を承知しシステムの内容も精査した上、その要因・原因を探求したことを前提に、それらをどう教訓として今後に活かすのか、知事に問いました。
また、前述したワクチン予約について、パソコンやスマホが扱えず、ひたすら何日も電話をかけ続けた挙句、一度も窓口につながらなかった年配の方の話しを伺いました。その想いを察すると、切なくなりました。
今後、各種の行政手続きがデジタル化されますが、現状では、主に世代間・年代による「デジタル格差」が生じています。DX時代を構築して行くにあたり、デジタル格差の解消は不可避です。知事には、デジタル格差解消に向けての考えを示すよう求めました。