福祉従事者への優先接種を
過日6月23日、知事宛てに質問趣意書を提出。内容は、3密を回避するとサービスが提供出来ない公共性の高い事業者へのワクチン接種を、どのように考えているのかを問いただすもの。
これまでもコロナ対策について、3密を回避するとサービスが提供出来ない高齢者施設・障害者施設・保育園等の「3密が必至」の福祉施設等に対する支援を、県議会で訴えて来ました。そして、実際に各所でクラスターも多発しています。
福祉施設等に対するワクチンの優先接種について、高齢者施設だけは先行してはじまっています。しかし、共生社会を自負する本県の障害者施設は、まだであります。また保育園も、まだであります。幼稚園についても、まだであります。
ようやく県が対応
質問趣意書の提出から1週間後、県は「高齢者施設・障害者施設の職員のための大規模接種会場を設置し、対象者は市町村と協議する」という方針を明らかにしました。
また知事は、先週戻った答弁書で「福祉施設等の従事者は、高齢者や障害者等の利用者に対し、密接してサービスを提供するため、優先的にワクチン接種が行われるべき」とした上で「優先すべき方々への接種を加速化させるため、福祉施設等の従事者を対象とした県独自の集団接種会場を設置・運営し、接種体制の強化に取り組んでいかなければならない」との考えを示しました。
遅ればせながら、障害者施設や保育園などの従事者にも今後は接種が進むものと思われます。
あわせて、接種には医療関係者と行政が総出で奮励努力されていることもご報告いたします。