新型コロナウィルス対策で質疑
新型コロナウィルス対策で質疑
感染拡大が懸念されている「新型肺炎=新型コロナウィルス感染症」について、臨時に行われた県議会・厚生常任委員会で質疑しました。
まず指摘したのは、ここまで県行政の対応が後手後手であることについて。それに対し県は、「国からの情報が不十分で、間違った情報は発信出来ない、やみくもに不安をあおれない」とのこと。これには一定の理解はします。しかし、これまで取ってきた対応が本当にベストだったのか、検証の必要があると提言しました。
最悪を想定した準備を
また今回の事案は、未知のウィルスであるだけに、最悪を想定した準備が重要であると考え、「現在、どのような最悪を想定しているのか?」を問いました。県は、近年わが国にも脅威をあたえたSARS・MERSや新型インフルエンザ等の過去の対応になぞらえての備えだとのこと。それについて私からは、もしもの際の、爆発的感染=パンデミックに向かった状況を想定した対応を準備するよう訴えました。
協議会の活用も
昨年12月に私は、台風等の災害対策強化の質問趣意書を提出。その内容は、観光危機マニュアルの実効性を高めるため、関連業界団体と県行政とで情報共有・情報交換可能な組織を構築し、そこでの情報を県民全体に発信せよ、というもの。知事からは、鉄道・航空・バスなど交通系やホテル観光系事業者、経済団体等で構成される「神奈川県観光魅力創造協議会」を活用し、対策を進めるとの答弁を得ました。
そして今回、実際に海外渡航者対策も必要なため、今こそ、これを機能させるよう求めました。