「犯行予告」がありながら、なぜ実行させてしまったか?
「犯行予告」がありながら、なぜ実行させてしまったか?
津久井やまゆり園における殺傷事件で被害に遭われた方々には、謹んでお悔やみを申し上げます。
平成で最悪の殺人事件とも言えるこの事件では、犯行予告があり、人物を特定していたにもかかわらず、結局、防ぐことができなかった点が大いに悔やまれます。
県当局からは、今回の事件に関する報告を連日受けております(8月3日現在)。しかし、犯行予告という予兆に対し、関係機関の連携で対処できなかった事実は大問題です。本県のテロ対策を考える上でも、大きな課題を残しました。このことは、今後の予算委員会でのテーマと考えます。
「歪んだ正義」どこから?
そして、教育的見地での考察も重要です。報道等では、容疑者は「障害者はいなくなればいい」という趣旨の供述をしています。障害者本人やそのご家族に対し、そのような考えに至る「障害者差別」と「歪んだ正義感」は一体どこから生まれたのか?また「人を殺めてはならない」という倫理観の欠落と、ゲーム感覚の犯行が気掛かりです。
このような事件が二度と起こることのないよう、私が所属する文教常任委員会では、教育的立場からその原因究明と対策に取り組んで参ります。
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