アスリートの「育成」と「セカンドキャリア」、県の中長期的スポーツ振興に

アスリートの「育成」と「セカンドキャリア」、県の中長期的スポーツ振興に

神奈川県では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け「神奈川育ちのオリンピアン」を育て、若手有望アスリート及びその指導者を支援することで後々の本県のスポーツ振興に寄与するための支援事業を行っています。

具体的には、アスリート育成事業や育成指導者支援事業、パラリンピアン育成事業等が該当し、規定の活動経費を助成するものです。

このように、スポーツという明るい話題で神奈川を盛り上げ、大会開催後にも目を向けた中長期的な取組みの活性化は、とても大切なことだと考えています。

中村紀洋さんと意見交換

私は今月、プロ野球の大阪近鉄や横浜DeNAなどで活躍した中村紀洋さんを兵庫県西宮市に訪ね取材しました。テーマは、アスリートの「育成」「セカンドキャリア」

生涯現役を掲げる中村氏は、現在、スポーツ選手を夢見る子どもたちへの指導や、中高年の体力アップを応援するため、同市に「Nʼs Method(エヌズメソッド)」という事業所を開設。スポーツ医科学に精通したトップトレーナー等の専門スタッフとともに活動しています。

そこでは、子どもたちに対し、
【1】痛みを我慢しがちな子どもに無理をさせず、怪我をさせない
【2】考える力を養う=プラス思考への方向づけ
【3】「技術は最後」――という方針。

同時に、成長を止める恐れのある筋トレは行わず、体幹トレーニングと呼吸法を重視。
この理論(Method)はすべてのスポーツに通じるとともに「未病対策」にも相通じます。今回の取材を、県全体の政策に活用したいと考えます。

セカンドキャリアも重要

そしてもう一つ重要なのはアスリートの引退後のセカンドキャリア。アスリートを育てるだけでなく、再就職を含めた、生涯全体を考えることも必要です。

新規事業にも取り組む中村氏には現場からの意見も伺いました。本県スポーツ政策の充実のため「アスリート育成」だけでなく「セカンドキャリア活用支援」にも目を向けてまいります。

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