青少年問題は「大人の問題」という認識で
青少年問題は「大人の問題」という認識で
県は昨年度、携帯電話端末等のフィルタリングの徹底強化と、いわゆる「JKビジネス」対策について青少年保護育成条例の一部を改正。子供たちを守るため、改正内容の周知とその実効性について、第2回定例会で質疑しました。
県は携帯電話大手3社等にフィルタリングの徹底を依頼。販売店には販売時に原則フィルタリング設定を、フィルタリングをしない場合は、保護者が書面を販売店へ提出することを義務付けました。一方の「JKビジネス」事業者には直接、条例の改正内容と順守を伝えたとしています。
大人の責務・指導で
こうした対症療法も必要ですが、私は、保護者と周囲の大人たちによる子供への指導が重要と考えます。JKビジネスが女子高生の将来を傷つけること。ネットに潜む本当の危険性を認識させること。そしてゲームの弊害など。それらを大人たちが子供に、本気で教えてやらねばなりません。スマホやゲームは触り始めると、すぐ2、3時間が経ってしまい、成長期の子供の貴重な時間を奪ってしまいます。また脳科学的には、脳が部分的に委縮したり肥大化することも現実的に判ってきています。ただ「ダメだ」と言うのではなく、具体的な弊害や恐ろしさを、子供たちに理解させることが効果的だと考えます。
これまでも青少年問題は、あの手この手で「いたちごっこ」が続いています。かねてより私は「青少年問題は、大人の問題」であり、大人の責務を明確にすべきと提案し、7年前に同条例を全面改正に導きました。その観点からも今回の条例改正の実効性をしっかりと注視していきます。
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