マスク等は体力的弱者を優先に
マスク等は体力的弱者を優先に
新型ウイルスについて、国が定めた基本方針を受け、県も先月26日、「危機管理対策本部」を設置、全庁挙げた対策に取り組んでいます。
新型ウイルスの特性として、健常者は比較的軽い症状で済むものの、高齢者や基礎疾患保有者である体力的弱者には、重篤な肺炎を引き起こす恐れがあると考えられています。となると、まず優先的に守るべきは、そうした体力的弱者の方々。
1月末から、マスクなどの衛生用品やアルコール等の消毒剤が品薄・欠品状態になり、家庭用はもとより、医療機関でさえ手に入りづらい状況。そのため県には、2月頭に「福祉施設等に対する、マスク等の在庫状況の確認」を促しました。そして先週、県の対応について、厚生常任委員会で質疑しました。
優先順位つけ、対応を
質疑内容は以下の通り。【1】高齢者や基礎疾患保有者が多くいらっしゃるであろう、福祉施設等での集団感染を防ぐことが重要、【2】そのため県がメーカーから衛生用品や消毒剤を直接買い上げて、それを施設等へ再販することは出来ないか――というもの。
担当局も私の提案にほぼ同意。さらに、政府が北海道の市町村に対し、マスクを供給すると表明したことに言及。本県としても、国の対応を注視しながら、どのような対応が出来るのか関係部局と調整を進める、としています。
私からは、国はともかく神奈川県民を守ることを第一に、影響が大きいところ、命を守るというところに優先順位をつけ、さらに家庭・個人レベルへの対応も含め早急に、積極的に準備するよう訴えました。