子供のネット依存問題、本気の対策を

 青少年のネット依存・ゲーム依存・スマホ依存(以下、一括してネット依存と表現)は、私も含め多くの議員から、過去に何度も問題提起されてきました。それは、成長過程の子供たちが、これらに多くの時間を費やすことの不利益や弊害を憂いてのこと。そのネット依存について県当局からは、そのたびに「前向きに対処・対応する」という回答。しかし、子供たちの依存傾向は強いままで難儀しています。

専門家からも警告

 多くの専門家からは次のような指摘や警告があります。スマホやタブレットを使ったオンライン学習は、遊具と学習用具が一緒なため「諸刃の剣」になりうる。また、スマホ利用過多による「脳科学的な危険性」が。さらに東北大学と仙台市教委との共同研究では、頻繁なSNS使用で「学力が明らかに下がる」という調査結果も。

今こそ対策強化を

 そんな折、子供たちが様々な活動を制限されているコロナ禍において、ネット依存の傾向がさらに強まらないか、とりわけ憂慮されます。

 そこで県議会において『今こそ結果を出すために「脳への悪影響などショッキングなアプローチ」で、青少年がネット依存に陥らないよう、対策を本気で強化すべき』と訴えました。

 県当局は「脳科学の専門家による、ネット依存の脳へ影響などの講演を検討」また「低年齢化の傾向があり、幼稚園・保育園などへも働き掛ける」、そして青少年が「ネット依存の危険性を理解し、スマホなどを適正に利用出来るよう努める」とのこと。これらを「将来への投資」として強力に進めます。