現役世代へメンタルの支援を
県は就業支援事業に取り組んでいるものの、実際の就業に結びつく割合があまりにも小さいことは、これまでの県政報告の通り。就職氷河期世代を対象にした支援事業の中には、就職出来た割合が参加者の1割に満たないものもあるのです。
県の就業支援は、主にスキルアップやリスキリングなど技術や知識を身に着けるためのテクニカルな支援を行っています。しかし、なかなか成果に直結しません。
多くの経営者や管理職は「今の人たちは、総じてメンタルが弱い」と言います。挫折感や諦め感と、打たれ弱い傾向があるとのこと。そこで私は、政策的な対応について議会で提言しました。
知識技術だけでは
なぜ、企業の人事担当者は体育会系を求めるのか?もちろん、テクニカルなことも大事ですが、モチベーションやメンタルも重要です。テクニカルなことだけで厳しい社会を生き抜くことは出来ません。どうすれば、人々のモチベーションが上がり、メンタルが強くなるのか?教育政策全般や、次世代育成や青少年政策との関係性も整理すべきと訴えました。
昭和の成功体験を
昭和の高度経済成長は、国内外の様々な要因もありましたが、その原動力として人々のモチベーションやメンタルがあったと感じます。昭和から学ぶ〜原点回帰もありだと言及しました。70歳代以上の先輩方々には、昭和の成功を知る立場として、現役世代へのメンタル的な指導も含め、もっともっと活躍していただく沢山の場面があると考えます。日本経済の再生・復活に向け、総合的な政策として取り組むよう求めました。