アスベスト対策に憤り、県民守れ

アスベスト対策に憤り、県民守れ

ご存知の通り、アスベストは健康被害の恐れが強い物質。そして先月、NHK「クローズアップ現代」が、全国の2万戸を超える公営住宅でもアスベストが使用されていたと報じ、今、問題が再燃しています。

直ちに北井は、戸塚区内すべての県営住宅の設計図面を取り寄せ、建設時の使用建材をチェック。取り急ぎ、図面が正確であることを前提に、図面上での安全だけは確認しました。

8年間ほったらかし

北井がアスベスト問題に取り組んだのは平成21〜22年度。当時の代表質問では、処理が困難な直接目に触れない物理的・状況的に除去が困難な天井裏や、エレベーターのシャフト内、空調経路等には、まだ大量のアスベストが残っていることを指摘。そして喫緊の対策として、昇降機の定期報告制度を活用したエレベーターシャフトのアスベスト調査、およびタワーパーキングにも飛散性アスベストが使用されている恐れがあるため、範囲を広げた実態把握調査が必要と提案。当時の松沢知事からは、「情報収集の上、調査に取り組む」との答弁も得ました。

今回のNHK報道を受け北井は7月3日、所属する「建設・企業常任委員会」で、県のアスベスト対策をあらためて質問。そうしたところ、この8年間、県はエレベーターとタワーパーキングの調査を行っていなかったことが判明。6年前に北井が落選、前知事も同時期に退任。だから「やっぱり調査はやめた」では済まない問題です。県には、強い憤りを訴え、あらためて「調査対象とする」と明確な言質を取りました。

費用負担についても、調査と健康検査は、国に「全額負担せよ」と黒岩知事の発信力で訴えさせるよう要望。しかしこの問題はまだまだ終わりではありません。今後も追及し続けます。

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