夜間の避難訓練にチャレンジ
夜間の避難訓練にチャレンジ
今月12日、県庁近くの馬車道〜横浜市役所で『夜間の避難訓練』を実施しました。企画したのは「かながわイレブン」。東日本大震災以来、私も同行し、炊き出しを繰り返した飲食店を中心とする集まりです。今回の訓練で、私は事務局を担当しました。
通常の防災訓練は、家族の多くが自宅にそろう休日に行われます。しかし、災害は曜日や時間帯を選びません。そこで今回は、居酒屋さんが営業時間中に被災した場合、『お客様と従業員をどのように守るのか?』をテーマにしました。
多数の課題が判明
事前の打ち合わせの時から、課題はあらわに。例えば「自宅周辺ならわかるけど、お店近くの避難場所は知らない」とか「行政が公表している津波避難ビルが、実は使用不可能だった」等など。
訓練の流れは、「緊急地震速報→地震・停電→津波警報→閉店・避難」。店内の照明を落とし暗闇になると、恐怖も感じましたが、懐中電灯での避難はとてもリアル。
訓練終了後の意見交換でも、多くの課題を抽出。「停電直後の混乱を、どう鎮めるか?」や「負傷者が続出した場合の対応方法は?」など。しかし、これらの課題は訓練により判明した大きな成果。そして、その課題に対処し、次の訓練に反映させます。もちろん、行政への提言は私の仕事です。マンネリ化を防ぐためにも、訓練後の「振り返り」と、改善への「反映」が大切なのです。
今回は関内エリアでの訓練でしたが、今後は地元・戸塚をはじめ各地でも開催できれば幸いです。地域ごとに課題は異なります。様々な状況・条件・場面を想定し、万全な備えに近づけましょう。
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